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“泥棒目線”の防犯対策が重要 ベテラン刑事に聞く空き巣対策 (産経新聞)

 一般家庭に侵入し、金品を盗んでいく空き巣犯。県内では、昨年1年間で4000件を超える被害があった。「ウチは大丈夫」と思いがちだが、犯人は手慣れた“技術”を持っており、いつ被害にあっても不思議ではない。しかし、ちょっとした心がけで被害を予防することはできる。窃盗を専門に扱うベテラン刑事から、逮捕された空き巣犯が語った「狙いやすい家」の特徴や、有効な防犯対策について聞いた。

 埼玉県内で昨年1年間の空き巣の発生件数は計4228件。最も多かったのが浦和署管内の298件で、続いて草加署292件、上尾署217件、川越署212件、越谷署211件の順だった。被害は住宅密集地を中心に1年を通じて発生している。

 県警幹部は空き巣犯の習性ついて「犯人ごとに目線が違うので一概には言えないが、泥棒が入りたくないと思う家の特徴はある」という。

 空き巣犯は侵入する前に留守かどうかを確認するが、その方法には、インターフォンを鳴らす▽部屋からの音を聞く▽日没後から夜の時間帯なら部屋の明かりを見る-などがある。

 実際、日没後から夜にかけて空き巣を繰り返していた男は、明かりがついていたり室内から音が聞こえてくる家には侵入しなかったという。この幹部は「夜に外出する際は、部屋の明かりやラジオを付けておくだけでも有効」と話す。また、昼間に空き巣を繰り返していた男はカメラ付きインターフォンのある家は避けていたという。

 地域の防犯活動が盛んであることも、空き巣犯にとっては大きな心理的負担になるようだ。県東部などの一軒家を中心に60回以上忍び込んだ男は、「『空き巣に注意』などのビラがたくさんはってある地域の家は用心深く、侵入できても金品が無造作に置かれている可能性は低いと考えた」と供述したという。また、「どちらへ?」などと住民に声をかけられた地域には二度と行かないという空き巣犯もいるそうだ。

 心理的な負担に加え、空き巣犯は侵入までに時間がかかる家も避ける傾向にある。例えば、侵入口となるガラス窓にクレセント錠以外にもう一つのカギがかかっていたり、二重ガラスになっている家は侵入しにくいという。「彼らは手短に犯行を済ませて早く現場を立ち去りたい」(幹部)からだ。

 一方、空き巣犯は侵入しやすい家について「格子のある窓は無施錠のことが多いので狙い目」などと話したという。格子は工具で簡単に外れるため、無施錠ならそれほど時間をかけずに侵入できるのだそうだ。

 幹部は「面倒かもしれないがカギを2つかけるなどちょっとした防犯を心がけてほしい」と話している。

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